琉球大学を支援する(琉球大学一般基金)

 現代社会では、急速な時代の変化とともに地球規模の環境問題、資源・エネルギー問題、社会格差に日々の生活不安といった困難な課題が顕在化しています。 知識基盤社会の中核的拠点としての国立大学には、産業構造の変化や社会のニーズに対応した新しい時代を担う人材育成、重要な学問研究の継承・発展、新領域・融合分野など新たな研究領域の開拓、闊達な教育研究を通じた地域活性化による積極的な社会貢献、全国的な高等教育の機会均等の確保など、多様な役割を担うことが期待されています。 しかしながら、逼迫する国の財政状況とともに、大学の基盤を支える運営費交付金は減額し、少子化問題など国立大学を取り巻く環境は厳しさの一途を辿っています。

 琉球大学一般基金は、使途を特定する基金とは異なり、本学運営全般における財政基盤の強化を行います。広く社会からいただいたご寄附を基金としてお預かりし、学生支援・教育研究等に資し、長期的な視点からの施設整備の向上を図り、地域社会・国際社会へ還元することを目的としています。 沖縄振興をはじめとする地域の活性化、産学官連携による産業振興、地域完結型医療体制の構築、生涯学び続ける学習者の支援、子供の貧困問題など、これら課題解決に貢献するための財政基盤を安定させ、琉球大学が地域社会・国際社会とともに発展するための要となります。